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数字に語らせるマッチプレビュー 第7節 琉球 vs 島根 編 ~西地区首位争い~

11月26日開催予定のB1 第7節では、リーグトップの9勝の2クラブ「琉球ゴールデンキングス」と「島根スサノオマジック」がぶつかります。 この記事では、今までの11試合のスタッツから読み取れる試合のみどころに触れてみたいと思います。 まずは大枠を掴むために4Factorsから。 偏差値60を超える項目に着目すると、 琉球の特長は ・リバウンド獲得率が高い(ORB%に至ってはリーグトップで偏差値換算78.9) ・相手チームのターンオーバー(Opp TO%)がリーグトップ ・Opp TO%が高いものの、ファウルせずにTOを誘発できていてOpp FTRは低い ということが分かります。一方で、eFG%は平均を下回ります。 島根の特長は ・DRB%が2番目に高い ・eFG%が高くOpp eFG%が低い ということが分かります。 確率の高いシュートを選び、セカンドチャンスを深追いせず万全の守備態勢で相手を迎えていることや、相手に確率の低いシュートを打たせて、外れたシュートをしっかり回収している ことが窺えます。 数字に語らせるとタイトルにありながら、文章が長くなったため、ここから先は図表を中心の構成に。 セカンドチャンスの失点最少の島根が、セカンドチャンスの得点最多の琉球の得意の得点パターンをどこまで抑えられるかに注目です。 2点シュート被成功率が3番目に低い琉球が、成功率が2番目に高い島根の2点シュートの確率をどこまで低く抑えられるかに注目です。 最後は、Q別の得点・失点・得失点差から 4Qまでの得失点差は、島根12.5、琉球12.4でリーグ1、2位です。 琉球は1、2Qの失点が最少で、島根は3、4Qの得失点差が最多。琉球も後半の得失点差は2位ですが+5.2で、島根の+9.6と開きがあります。 前半は琉球ペース、後半は島根が追い上げてくる展開になるのでしょうか? 琉球のマスコット 「ゴーディー」カラーのユニフォーム にも注目。 本当に最後に、各クラブのスタッツだけを集めた記事のリンクを紹介して結びます。 ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。 琉球ゴールデンキングス 島根スサノオマジック

「島根スサノオマジック」のリバウンド戦略

昨季は40勝15敗(勝率.727)の西地区2位でCS進出を果たした「島根スサノオマジック」。今季は9試合を終えた時点で7勝2敗(勝率.778)と好調を維持しています。 島根の今季の4Factorsを眺めると、ある特徴に目が留まります。タイトルにも書いた通り、リバウンドにまつわる数字が両極端であることが分かります。 ORB%(オフェンスリバウンド獲得率)は3番目に低く偏差値換算38.7ですが、DRB%(ディフェンスリバウンド獲得率)は3番目に高く偏差値換算63.6です。 DRB%の高さを考慮すると、オフェンスリバウンドは獲れないのではなく、あえて獲りにいかない戦略ではないかと考えられます。ORB%は低いもののOpp eFG%は3番目に低く、攻撃を終える際は深追いせずに、守備態勢を整えて相手を迎えようとしていることが窺えます。 オフェンスリバウンドはシュート機会を増やす利点はありますが、ターンオーバーやディフェンスリバウンドでも相手とのシュート機会に差を創り出すことはできますし、島根の4Factorsからはターンオーバーとディフェンスリバウンドで補っていることが読み取れます。 また、シュート機会をどれだけ有効に活かすかも勝敗を左右する重要な要素で、eFG%からOpp eFG%を引いた数字は2番目の高さを誇り、そりゃ勝率が高くなる訳です。 ・オフェンスリバウンドよりも守備態勢を整えることを重視する ・ディフェンスリバウンドは、しっかり回収する が島根のリバウンド戦略ではないかということで、記事が終わりそうですが、もうしばらくお付き合い下さい。 昨季も勝率7割だった島根ですが、昨季も同じスタイルだったのでしょうか? 昨季のORB%はリーグ4位の33.2%で、今季よりも8.7%も高い数値を残しています。このことからも、あえて獲りにいっていないことが分かります。Opp eFG%を見てみると51.7%と5.8%高く、深追いしない作戦が功を奏しています。 ここから先は、おまけのようなもので、 ・スタッツの昨季と今季の比較 ・今季のスタッツの相対評価 もご紹介します。 この情報では物足りないと感じる方には、 B.LEAGUE 2022-23シーズン 島根スサノオマジックの攻撃・守備のスタッツと順位・偏差値など も併せてご覧いただくことをお勧めします(手前味噌ですが...)。 ※明日以...

11枚の図表で辿る「島根スサノオマジック」の3シーズン

*2022/4/16に書いた記事の引越しです。 今回の題材は、B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2021-22に駒を進めた 島根スサノオマジック がどう変わったのかについて。 今季は、安藤 誓哉選手・金丸 晃輔選手・ニック・ケイ選手の3選手が新たに加わり、ニュージーランド代表HCも務めたポール・ヘナレHCが就任しました。 まずは、今季のスタッツ(4/13開催試合終了時)と昨季のスタッツの比較から。 今季はeFG%が伸び率+8.2%で、TO%が縮小率24.5%となっていて、攻撃においてはシュート機会を増やしつつ、攻撃1回あたりの得点も向上させることに成功しています。守備面では、相手チームのeFG%を下げつつ・相手チームのTO%(シュートを打たせない割合)を上げることに成功しています。 FTR・ORB%は下がっていますが、相手チームのFTRは抑えていて、DRB%は上がっています。 更に細かい数字を見ていきましょう。 得点は昨季比で+9.1(伸び率11.8%)。伸び率で見ると、一番上がったのは3点シュート成功数で、一番下がったのはターンオーバー。 ■ターンオーバーが減った = シュート本数が増えた ■シュートの配分を3点シュートに寄せた ■2点シュート、フリースロー本数は10%近く減らしているものの、成功率で補っている ということが分かります。 ターンオーバーが減ったことは失点面でも良い影響を及ぼしています(ターンオーバーからの失点-3.8)。守備面では3点シュートを打たれる機会を減らしています。2点シュートを打たれる機会は4.3回増えていますが、フリースローは2.2本減らしています。一方で、2点シュート被成功率は上がっていて、ペイントエリアでの失点は4.5点、速攻からの失点は1.9点上がっています。 昨季と比べてどう変わったのかは見えてきましたが、今季の数字が他のチームと比べて高いのかどうかも気になると思います。 FTR以外は平均を超えていて、TO%はリーグ最少です。 攻撃では3点シュートを多投していることが分かります。3点シュート成功数は2番目の数字ですが、試投数も2番目に高く、成功率は平均を下回ります。一方で、2点シュート成功率はリーグ2番目の高さで、セカンドチャンスからの得点も3番目に高い数字を残しています。 守備では3点シュートによる失点と、ターンオー...