スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

5月, 2022の投稿を表示しています

B1昇格を決めた「ファイティングイーグルス名古屋」の今季スタッツ

B1昇格を決めた ファイティングイーグルス名古屋。 どのように変わったのか? と どのようなチームなのか? が分かるように、 今季と昨季のスタッツを比較した図表と、リーグでの順位・偏差値をまとめた図表を載せてみます。 1.どのように変わったのか?(昨季との違い) 2.どのようなチームなのか?(リーグでの順位・偏差値) ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

「広島ドラゴンフライズ」の現在地

今回の題材は、広島ドラゴンフライズの今季スタッツ。昨季は9勝46敗(勝率.164)でしたが、今季は29勝28敗(勝率.509)と勝ち越しました。 一方で、 B.LEAGUE 2021-22シーズン終了のご挨拶 の中で、岡崎GMは 結果としては、シーズン終盤の5月までCS進出を争える位置にはいたものの、 29 勝28敗で西地区6位 となり、 上位に食い込むことができませんでした。多くの方からいただいた期待に応えることができず、CSにも進出できなかったことに関して、非常に責任を感じております。シーズンが終了した今、これが我々の現在地だと真摯に結果を受け止め、来季は飛躍のシーズンにできるよう、今季以上に尽力する所存です。 というコメントを寄せています。 タイトルに 現在地 という単語を入れたのは、このコメントに因みますが、 1.4Factorsとスタッツ各項目が昨季と今季でどのように変わったのか 2.今季4Factorsとスタッツの順位・偏差値 を並べて、数字から読み取れることを書き連ねていきます。 裏テーマは、5月13日に退団のお知らせがあったケネディ選手、エチェニケ選手、ジャクソン選手の3選手(柳川選手は自由交渉リストへの公示)に代わって入団する選手には何が期待されているのかを探ること。 1.今季はどう変わったのか? 4Factorsの比較からは、 ・「相手チームのターンオーバー率」と「オフェンスリバウンド獲得率」が上がった ・「自分たちのターンオーバー率」は下がった ということが分かり、 相手チームとのシュート本数の差が改善されている ことが窺えます。 加えて、攻撃面ではeFG%(シュート効率)とFTR(フリースロー獲得率)が上がり、得点力が増したことが分かります。 攻撃面での伸び率上位5項目から見えてくるのは、ゴール下での強みが増し、3点シュート成功率も向上しているということ。相手チームのターンオーバー率が増え、そこからの得点も伸ばしていて、良い守備からの好循環に繋がっていることも垣間見えます。 守備面で数字を下げている5項目からも、ゴール下での強みが増したことが分かります。 2.現在地は? 平均を超えているのはeFG%・FTR・DRB%の3項目。 TO%を下げて、守備陣形を整えた状態で相手を迎えることでOpp eFG%の改善にも繋げたいところ。 また、リバウンド...

数字に語らせるマッチプレビュー ~B.LEAGUE QUARTERFINALS 2021-22 琉球 vs 秋田 編~

今回の題材は、B.LEAGUE QUARTERFINALS 2021-22 琉球ゴールデンキングス vs 秋田ノーザンハピネッツの見どころについて。4試合の中で一足先に5/13に開催予定です。 ここから先は、主に数字に語ってもらいます。 主な見どころと考えているのは、以下の2点です。 1.3点シュート 3点シュート成功率(3FGR)が高く、3点シュート被成功率 (Opp 3FGR) が低いチーム同士 1)3FGR 琉球  36.5%(5位で偏差値62.9) 秋田  37.8%(1位で偏差値72.3) 2)Opp 3FGR 琉球  31.5%(3位で偏差値64.2) 秋田  30.2%(2位で偏差値70.2) *低い方が上位という判定 2.ターンオーバーからの得点・失点 ターンオーバーからの失点が少ない琉球から、秋田がどれだけ積み上げられるか 1)ターンオーバーからの得点 琉球  17.0点(5位で偏差値60. 2 ) 秋田  18.2 点 (3位で偏差値64.8) 2) ターンオーバーからの失点 琉球  11.6点(3位で偏差値63. 0 ) 秋田  15.1 点 (15位で偏差値46.3) *低い方が上位という判定 ここまでご覧いただき、ありがとうございました! 他の3試合についても、同じフォーマットの図表をまとめた記事もありまして、よろしければご覧頂ければと思います。 記事のリンク↓ https://akatorih.blogspot.com/2022/05/bleague-quarterfinals-2021-22.html

数字に語らせるマッチプレビュー ~B2 PLAYOFFS SEMIFINALS 香川 vs 仙台 編~

今回の題材は、B2 PLAYOFFS SEMIFINALSのもう1つのカード「香川 vs 仙台」。 FE名古屋 vs 熊本 編は コチラ ここから先は、主に数字に語ってもらいます。 特に注目したいのは、香川の攻撃面と仙台の守備面について。 1. 香川の得意な3点シュートを仙台がどう防ぐのか 2. 仙台の守備の強みを消す香川 ①香川はオフェンスリバウンドが少ない ②香川はターンオーバーが多い ③香川は相手チームのブロックが多い *ディスる意図ではないので、気を悪くされた場合は申し訳ないです。 3.フリースローでは香川に分があり? ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

数字に語らせるマッチプレビュー ~B2 PLAYOFFS SEMIFINALS FE名古屋 vs 熊本 編~

B2 PLAYOFFS SEMIFINALS FE名古屋 vs 熊本は、失点最少のFE名古屋と得点最多の熊本の顔合わせ。 eFG%は熊本が1位で、FE名古屋が2位でもあります。 ここから先は、図表と数字に語ってもらいます。 ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

数字に語らせるマッチプレビュー ~B.LEAGUE QUARTERFINALS 2021-22編~

最終試合までもつれた残り1枠は「秋田ノーザンハピネッツ 」が掴み取り、 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2021-22への出場8チームが出揃いました。 この記事では、CSの準々決勝でぶつかるチームのレギュラーシーズンのスタッツを並べてみます。ここから先は、図表・数字しか出てきません。 琉球ゴールデンキングス vs  秋田ノーザンハピネッツ 島根スサノオマジック vs  アルバルク東京 川崎ブレイブサンダース vs  名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 千葉ジェッツ vs  宇都宮ブレックス ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

5つの図表で読み解く 今季の「秋田ノーザンハピネッツ」はどう変わったのか?

注)図表しか出てきません。 まずは、昨季のスタッツとの比較から。 次は、今季のスタッツが他のチームと比べてどうなのか。 ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!

7つの図表で読み解く「京都ハンナリーズ」の2021-22シーズン

今回の題材は、2021-22シーズンの京都ハンナリーズについて。 ①今季の4Factors・スタッツ各項目の「数値・順位・偏差値」 ② 昨季の4Factors・スタッツ各項目 の「数値・順位・偏差値」 ③昨季の4Factors・スタッツ各項目からの「増減・伸び率」 を並べて、あれこれ綴っていきます。 明日5/8の今季最後の試合が開催されることを願いつつ、5/7開催予定だった試合の中止で心にポッカリ空いた穴を抱えながら書いてます。 ①今季の4Factors・スタッツ各項目の「数値・順位・偏差値」 失点は22チーム中12番目の低さで平均80.1点を若干下回る数字です。速攻からの失点・ファウルの少なさは頭1つ抜けていて、偏差値換算で60台です。 一方で、得点は2番目に低い数字。フィールドゴール試投数(FGA)は最少です。フリースロー獲得数に目を転じると、こちらも2番目に少ないです。ターンオーバーが多いのかというと、7番目に少ない数字で平均を下回っています。 FGA最少の原因は、オフェンスリバウンド(OR)と速攻からの得点が最少であること。ORは獲得率も本数も偏差値換算で20台です。リーグ平均のORは10.7本で、平均よりも3.5本少ないです。 ② 昨季の4Factors・スタッツ各項目 の「数値・順位・偏差値」 昨季は得点が20チーム中11位で真ん中あたりの数字を残していました。4FactorsではTO%とFTRが偏差値60台でした。 ③昨季の4Factors・スタッツ各項目からの「増減・伸び率」 4Factorsを比べると、一番増えたのがTO%・一番減ったのがFTR。ORB%も2.0%下げています。 TOが増え・ORが減りフィールドゴール試投数が減ったことと、フリースローラインに立つ機会が減ったことが得点減(-7.0点)に繋がりました。 失点は-0.9点減らしています。更に踏み込んで見ると、ターンオーバーからの失点が1.6点増えていて、ここが少なくなると失点70台も射程圏内。 フィールドゴール・フリースロー被試投数は共に減らしていますが、相手のターンオーバーは減っていて、オフェンスリバウンドは増えているので、オフェンスが停滞してショットクロックギリギリでの選択を迫らる回数が増えたことの裏返しの可能性もあります。 一方で、ディフェンスリバウンドが改善されると更に失点を減ら...

B2 PLAYOFFS QUARTERFINALS 2021-22「香川ファイブアローズ vs 佐賀バルーナーズ」の見どころ

5/6(金)から始まるB2 PLAYOFFS QUARTERFINALS 2021-22。 今回は「香川ファイブアローズ vs 佐賀バルーナーズ」の見どころについて、スタッツを交えて紹介したいと思います。 レギュラーシーズンは、香川が36勝16敗(勝率.692)で西地区1位、佐賀は29勝21敗(勝率.580)で西地区4位という成績でした。 まずは、4Factorsと相対評価を並べてみます。 偏差値60超えは、香川はeFG%とOpp FTR(*Opp FTRは低い方が良い判定)で、佐賀はOpp TO%。佐賀は、FTRとORB%も偏差値60に近い数値です。 次に、細かい数字も見ていきましょう。 レギュラーシーズンのスタッツから読み取れる注目ポイントは、以下の3点です。 1.佐賀のスティールとターンオーバーからの得点 佐賀はスティールがリーグ最多の9.0で、香川は相手チームのスティールがリーグ最多の7.9。佐賀がターンオーバーからの得点をどこまで伸ばせるかに注目。 2.佐賀のフリースロー獲得数 佐賀はフリースロー獲得数・成功数が共にリーグ2位でフリースローが得点源(フリースローの得点構成比は佐賀19.1%、香川15.6%)。一方の香川は、フリースロー献上数・被成功数がリーグで3番目に低く、佐賀の得点源をどこまで抑えるかに注目です。 3.香川の3点シュート 香川は3点シュート試投数、成功数、成功率の3項目でリーグトップのチーム。香川の成功率の平均は36.2%で、佐賀の被成功率の平均は32.2%。仮に、香川の試投数が同じで、成功率が佐賀の平均被成功率の32.2%とすると、成功数は9.1となり平均成功数よりも1.1本(得点にして3.3点)少なくなります。 どちらがSEMIFINALS(準決勝)に駒を進めるのか楽しみですね。 ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!

2022年の京都ハンナリーズ 11連敗の前後のスタッツ比較 

 2022年に入ってから10勝11敗と5分目前の勝率でしたが、4月6日以降は11連敗の京都ハンナリーズ。次節は今季最終節にあたり、ホームに西地区2位でCS進出を決めた島根スサノオマジック(40勝14敗/ 勝率.741)を迎えます。 この記事では、浮上の兆しを見せた2022年1月2日から4月3日までの21試合と、4月6日から5月1日までの11試合のスタッツを並べて、どう変わったのかに迫りたいと思います。 ここ最近のモヤモヤした気持ちを解消するという動機で書こうと思い立ち、数字から読み解けることを書き連ねていくので、とりとめもなくなるかも知れません。 まずは大枠を掴むために4Factorsの比較から。 リバウンド獲得率は改善していますが、eFG%が下がりTO%が上がり攻撃を良い形で終えることができていないことが見えてきます。また、守備面でもOpp eFG%が上がりOpp TO%が下がっていて、相手の攻撃が質と量の両面で良くなっています。 次に細かい数字も見ていきましょう。 伸び率下位5項目を見ると、3点シュート成功数が一番下がっています。2.2本減っているので、得点にして6.6点減ということになります。36.2%もあった成功率も28.4%と3割を切る数字になり、得点期待値は0.85(2点シュート成功率が50.9%で得点期待値1.02)。 アシストも減っていて、オフェンスが停滞して3点シュート成功率も低下という悪循環に陥っているように感じます。 一方で、オフェンスリバウンド・セカンドチャンスからの得点が増えていること、スティール・ブロックが増えていることは明るい材料。 守備面で、速攻からの失点が増えているのは、良い形でオフェンスを終えられない余波とも考えられます。3点シュート・フリースローでの失点は減っていますが、2点シュートを高確率で決められていることの裏返しで手放しで喜べません。 一方で、セカンドチャンスからの失点が減っていることは明るい材料。 リバウンドへの意識は高めたまま、シュートを決めて攻撃を終える回数が増えると良いなと月並みな感想で締めます(着地が定まらず、すみません)。 強引にまとめにかかると、残り2試合で勝ってもらいたい訳です。確率の計算をすると、2試合の内、1試合以上勝つ確率は75%です。もちろん、島根は勝率.741ということはわきまえています。...